腰痛について(10週)

今、10週です。7週くらいから腰痛が出はじめて、現在咳をしても痛いくらいひどくなってきました。歩くのはゆっくりなら大丈夫ですが、速くは歩けません。
腰痛といっても、場所はお尻の尾てい骨の少し横のあたり、右側だけです。
で、質問なのですが、これは妊娠したからなのでしょうか。あるいは全く関係ないのでしょうか。
また、治療するとしたら、病院へ行ってもレントゲンとれないので、東洋医学に頼った方がいいのでしょうか。でも、鍼灸はちょっと怖いしこのまま放置しておいた方がいいのでしょうか。
これからお腹が重くなってくるのに、耐えられるのかなと心配になってきました。

ぷれままサロン佐伯、助産師店長chicchiです。
妊娠したばかりなのに腰痛が出はじめて、今もつらい上、おなかがどんどん大きくなっていく今後のことや赤ちゃんへの影響などで不安になっているのですね。
妊娠前から腰が痛かったり、肩こりが強かったりということはなかったのですね?
おそらく、妊娠による影響だと思います。胎盤から骨と骨をつないでいる靭帯をゆるめるホルモンが分泌されます。そのホルモンの影響で、妊娠中~産後も骨盤がゆるみやすくなり、お産の際には骨産道が開きやすく、赤ちゃんが通りやすくなっています。
お産に向けては好都合にそのホルモンが働いてくれているのですが、二足歩行の私たち人間にとっては、身体の負担がすべて腰にかかるため、妊娠により骨盤がゆるんで身体を支えるのがつらかったり、痛んだりという場合があります。
妊娠初期の場合、腰痛というよりも尾てい骨から片方または両方のお尻や太ももの裏側が痛むのが特徴ですので、同じ症状ですね。
妊娠中~後期になると、足の付け根から恥骨にかけて痛んだり、寝返りや階段を上がるのがつらいとか、速くには歩けないなどの症状がでてきたりする場合があります。
治療するとなると、整体やカイロプラクティックを専門にしているところになると思いますが、頸椎矯正だけで、妊産婦さんの骨盤の矯正をされていないカイロプラクターも多いと思います。
自分でできる方法としては、まず、ゆるんだ骨盤を締めるつもりでしっかりと固定します。さらしの腹帯を三つ折りにして、恥骨と尾骨の上を通って押さえるようなつもりでしっかりと巻き、残りは下腹部を持ち上げるようにゆったりと巻きます。まだ妊娠10週なので、まだまだ使えるし、「トコちゃんベルト」を使用すると簡単に巻けていいかもしれません。
また、ネコちゃん体操も有効です。四つんばいで背中をネコのようにま~るく持ち上げたり、反らしたりを繰り返します。同じ体勢で左右交互に肩ごしに尾骨を振り返ってみることを、10回ずつくらい行うと楽になります。いわゆる腰痛体操ですね。
妊娠、出産やホルモンの影響があるとはいえ、まだ妊娠初期ですし、痛みがあるまま、妊娠生活をおくるのはつらいことです。
コちゃんベルトや腰痛体操のほか、骨盤用ゴムチューブ運動なども効果的ですよ。また横座りやペタンコ座りはできるだけしないようにしましょう。
少しでも腰痛、楽になるといいですね。

アドバイスいただきありがとうございます。妊娠のメカニズムのために、このような痛みが生じるのですね。
よく理解できました。
この先どうなるかととても不安だったのですが、原因がわかったのでとても安心しました。
この痛みとはしばらくおつきあいしないといけないということですね。
おすすめいただいた、腰痛体操やトコちゃんベルト、試してみようと思います。
本当にありがとうございました。

妊娠、出産やホルモンの影響があるとはいえ、まだ妊娠初期ですし、痛みがあるまま、妊娠生活をおくるのはつらいことです。 トコちゃんベルトや腰痛体操のほか、骨盤用ゴムチューブ運動なども効果的ですよ。また横座りやペタンコ座りはできるだけしないようにしましょう。
少しでも腰痛、楽になるといいですね。

・・・その後の補足報告・・・

その後、トコちゃんベルトを購入し、固定することで痛みが軽減しました。座るとベルトの下端が太ももを圧迫してちょっと辛かったですが、腰が楽になるので、結構長く着用していました。
また、出産後もすぐにトコちゃんベルトで下腹部にをしっかり巻いていました。そのお陰か、その後の腰痛はありません。

おひさしぶりです。
早速、お返事いただき、とっても嬉しいです。補足まで頂戴して、その後の様子がよく分かりました。
妊娠、産後に出動されるホルモンを、うまく利用して、いい骨盤→身体作りができ、腰痛も消えて、良かったですね。