股関節の問題と分娩時の影響について(36週)

36wです。そろそろバースプランをまとめる時期になりました。
出産は大変楽しみなのですが、一点だけ不安を抱えています。

助産師のChicchiです。
ゴールでもあり、出発点でもあるお産に向かって、ほんとにいよいよですね。ぷれまま生活をアクティブに過ごしてこられた様子がうかがえ、私も楽しみです。
出産予定施設では、自分がどんなお産をしたいかの具体的な希望を「バースプラン」として、施設にあらかじめ提出しておけるのですか?
この「バースプラン」にそって、お産準備をしてもらえるのだとしたら、ますます、お産が楽しみですね。
「不安」なのは何でしょうか?

先天性の股関節脱臼で、股関節形成不全(股関節が通常の3分の2)であると、昔、診断されました。歩いたり走ったりの日常生活に支障はなく、運動も人並み以上にしてきました。

乳幼児期にリーメンビューゲルを装着して治療したり、牽引治療や手術はされてないですね?
36週に入った現在も、股関節が外れてしまいそうな痛みに悩むということもなさそうな様子ですし、お聞きしている限り、普通分娩に関してもほんとうに何の問題もないように思われます。
妊婦検診時も、内診台に上がって診察してもらっても、大丈夫ですよね。
足をつけて内診するのに十分な程度、股関節を開くことができていますね?

あぐらはかけません。母親学級のストレッチ体操で股関節を広げる体操が良いと教わって試しましたが、痛くて辛い。他の骨や骨格さらに筋力はかなり頑丈で、問題は股関節だけです。

脚をあぐらをかくように外回しにする外旋運動は、最初は4~5回もやったら筋肉が痛くなってくると思います。
整形外科的には 股関節にあまり体重や荷重がかからずに、しかも筋力を鍛える運動として望ましいものに水泳や自転車がよい運動といえるでしょうが、36週の妊婦さんの場合は、お風呂に入っている時などを有効利用されると良いと思います。
水中では体重による負担の少ない状態になり、足に水の抵抗という負荷が自然にかかりますので、無理なく、しかもお風呂でゆったりとリラックスしてストレッチ体操ができるかもしれませんね。
また、テレビを見ながらとか、洗濯物をたたみながらとか、日常生活の中でも少しずつ、なるべく毎日とり入れていきましょう。

かかりつけの産科医は、もちろん、先天性の股関節脱臼、股関節形成不全について、ご存知ですよね。もし、問題があるようなら、すでに何か言われているはずです。
もしご心配でしたら、整形外科的にレントゲン写真を撮ってもらって股関節の様子を注意深く見ていただくことも相談されてはいかがでしょうか。

また、実際に分娩台に上がって体験させてもらうとか(分娩台は調節可能です。)、どこまでのフリースタイルや水中出産が可能なのかとか、、、これは、施設に直接、質問しましょう。

ありがとうございました。おかげさまで不安が軽減されました。
出産先の分娩室見学などは済ませてあり、分娩台の上では自由な姿勢をとることができると聞いています。
現時点でも、足の位置が固定される内診台で足が開かないということもなく、問題なさそうです。
妊娠前は、スキューバダイビングなどで泳ぐ機会が多かったので、無意識に筋力をつけていたのが良かったのかもしれません。

また妊娠すると関節が柔らかくなるのか、股関節を開くストレッチも以前より辛くなくできるようになったようです。
日常生活で取り入れられる動きならば無理なくでき、しかも今後のためにもなりそうです。

妊娠によるホルモンの働きで、関節や結合組織にゆるみが生じます。この働きにより、赤ちゃんが産道を通って、外の世界へと生まれ出ることができるのです。
お産のための体力・筋力共に十分お持ちのようですので、股関節の問題を無理なくカバーできると思われます。
どうぞ、自信をもってお産に取り組んでくださいね。

バースプランにも、股関節の問題を不安なことして提示しておいてはどうでしょうか?
一番楽で、一番好きな姿勢がとれるといいですね。
この際ですから、いろいろ家族とも話し合って、お産のこと、いっぱい、こだわってくださいね。素敵なお産を楽しみにしています。

これは忘れずに提示しようと思います。
ご意見、大変参考になりました。お産にも自信を持って臨めそうな気がして、ますます楽しみになりました。

アドバイスがお役に立てて何よりです。私たちも、とてもうれしいです。
体調を整えて、どうぞ楽しいお産を体験して下さい。